末期大腸がん の治療成績が高い病院

ステージ4の大腸がんの5年生存率は、 20%を超えていれば優秀な病院とされる。

大腸がんは隣接する他の臓器へ転移し易いがんであるため、治療は難しく、ステージ4 いわゆる末期の大腸がんの手術では、広い範囲のがん病巣を徹底的に取る切る根気が執刀医に不可欠な素養となるのだ。

末期からの大腸がん治療の成績が高い病院を下記に挙げる。

  1. ステージ4大腸がんの5年生存率21.2%:名古屋医療センター(症例数328)
  2. ステージ4大腸がんの5年生存率20.3%:埼玉県立がんセンター(症例数456)
  3. ステージ4大腸がんの5年生存率19.4%:がん研有明病院(症例数712)

末期乳がん でも生存率の高い病院

乳がんは今や治る「がん」だ。早期発見・早期治療が浸透したことから、5年生存率は非常に高く、1期2期ならそれぞれ98.2%、91.5%、3期でも67.8%だ。生き抜くことを前提に乳がんの治療が「生の質(QOL)」で評価される傾向も強い。 乳がんの生存率は、再発スピードが遅いため、本来は10年後生存率で評価すべきがんなのだ。

それでも、転移が拡がっているステージ4、つまり末期がんとなってしまった乳がんの治療は非常に難しい。ステージ4乳がん5年生存率は約31%前後とされている。

乳がん末期がんの治療に関して、注目すべき成果を挙げている病院として下記が挙げられている。ステージ4の末期乳がんの治療成績としては、非常に優れた成果だと言えるだろう。

  1. ステージ4乳がん5年生存率50.1%:千葉県がんセンター(症例数515)
  2. ステージ4乳がんの5年生存率46.4%:がん研有明病院(症例数2434)
  3. ステージ4乳がんの5年生存率42.4%:名古屋医療センター(症例数318)