すい臓がん3分の1に縮小

すい臓がんに効く食品

 

富山大 和漢医薬学総合研究所(富山市)の門田重利教授(天然物化学)らの研究で、ゴボウの種が膵臓がんの縮小に効果があると確認された。

「ゴボウの種」の中に含まれる成分で、すい臓がんに有効な成分は「アルクチゲニン」。マウス実験では、約1カ月後にがんの大きさが約3分の1にまで縮小したという。

今後の研究では、治療法が少ない膵臓がんの治療薬として実用化が期待されている。

なお、「ゴボウの種」は、旧来から漢方薬として広く一般に売られてきた。「ゴボウの種」の漢方名は「牛蒡子(ごぼうし)」で、効能効果は、漢方生薬として解熱や鎮痛作用が謳われており、抗ウイルス作用や抗がん作用があるとされてきた。

「ゴボウの種」=「牛蒡子(ごぼうし)」の販売価格は、100g前後の小袋の場合は約1000円。500gの大袋でも3000円前後。

血液だけのがん検査が実用化

採血だけで複数のがんを早期発見

わずか5mlの採血だけで複数のがんが検診できて、受診者は疑いのあるがんに絞って次のステップの精密検査を受けられる。

血液中に含まれる約20種類のアミノ酸の濃度を測定解析し、そのバランスの変化から、がんの可能性を調べる検査方法だ。が実用化された。 導入する医療機関が増えており、胃がんなど5種類のがんで解析サービスから、人間ドックや健康診断での利用も広がる。

◎ 費用は18,900円

検査は、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がんが対象。 「アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)」と呼ばれる味の素が独自開発した技術を臨床応用したもの。

従 来のがん検診ならば、胃がんのバリウム検査や肺がんの胸部エックス線検査、大腸がんの便潜血検査などが必要だっ た。がんの種類毎に違う検査が必要だったため、受診者の負担が大きかった。しかしAICSは、1回の少量の採血だけで、これらのがんのリスクを同時に精度 高く調べられるのだ。

◎ 婦人科がんも

AICSの大きな特徴は、早期がんに対する感度精度の高さだ。いわゆる腫瘍マーカーでの検査では、がんが進行しないと感知されないが、アミノ酸のバランスはがんの早期に崩れて検出される。

既に、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどの、いわゆる婦人科の検診にも適用できることが判明していることから、早々に解析サービス追加される見込み。

今後は、早期発見が難しかった膵臓がんへの応用が期待されている。