血液だけのがん検査が実用化

採血だけで複数のがんを早期発見

わずか5mlの採血だけで複数のがんが検診できて、受診者は疑いのあるがんに絞って次のステップの精密検査を受けられる。

血液中に含まれる約20種類のアミノ酸の濃度を測定解析し、そのバランスの変化から、がんの可能性を調べる検査方法だ。が実用化された。 導入する医療機関が増えており、胃がんなど5種類のがんで解析サービスから、人間ドックや健康診断での利用も広がる。

◎ 費用は18,900円

検査は、胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がんが対象。 「アミノインデックスがんリスクスクリーニング(AICS)」と呼ばれる味の素が独自開発した技術を臨床応用したもの。

従 来のがん検診ならば、胃がんのバリウム検査や肺がんの胸部エックス線検査、大腸がんの便潜血検査などが必要だっ た。がんの種類毎に違う検査が必要だったため、受診者の負担が大きかった。しかしAICSは、1回の少量の採血だけで、これらのがんのリスクを同時に精度 高く調べられるのだ。

◎ 婦人科がんも

AICSの大きな特徴は、早期がんに対する感度精度の高さだ。いわゆる腫瘍マーカーでの検査では、がんが進行しないと感知されないが、アミノ酸のバランスはがんの早期に崩れて検出される。

既に、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどの、いわゆる婦人科の検診にも適用できることが判明していることから、早々に解析サービス追加される見込み。

今後は、早期発見が難しかった膵臓がんへの応用が期待されている。

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